情報セキュリティ研修
~あなたの"うっかり"が事故になる~
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情報セキュリティとは?

🛡️
会社の持つ『大事な情報』を守ることです
👤
ご利用者様・ご家族様の個人情報
🏢
社内の内部事情や機密情報
💡 ポイント

情報漏洩は「技術的に高度な攻撃」だけでなく、日常のちょっとした行動から発生します。

情報漏洩の要因は大きく二つ

1
職員の「うっかり」から起こるもの(内部要因) 自分たちの行動が原因で、情報が外に出てしまうケース
例: 個人情報を含むデータを外に落とした / SNSにアップロードした / 家で扱い家族に見られた
2
外部の「攻撃」により起こるもの(外部要因) 外部の悪意ある人間が仕掛けた攻撃に引っかかってしまうケース
例: コンピューターウイルスに感染した / ハッキングを受けて情報が流出した
01
職員の「うっかり」から
起きる事故(内部要因)
悪意がなくても、不注意や知識不足で発生する事故を防ぐ

見える場所に『情報』を放置しない!

SECTION 01
👀
ご家族様が面会で出入りする環境で、電子カルテ画面紙カルテが見える状態になっていませんか?
✅ 対策
  • 使い終わったら電子カルテの画面は閉じる
  • 紙カルテも閉じ、使い終わったら所定の場所にしまう
ナースステーションのPC画面に名前・病名が表示され、通りすがりの家族が視線を向けているイラスト

私物スマホやUSBをPCに繋げない!

SECTION 01
🚫
職場のPCに、私物のスマホやUSBメモリを繋げない
1
情報漏洩防止のため
2
ウイルス感染防止のため
📝 補足

以前はUSBの「自動実行機能」を悪用し、パソコンに刺すだけでウイルス感染する事例が多発していました。現在この機能は無くなっていますが、念のための対策として徹底してください。

ナースステーションのPCにスマホを有線で繋げている画像

会社で知った情報をSNSへ投稿しない!

SECTION 01
📱
職場で知った情報や、ご利用者様のことをSNSに投稿しないでください
⚠️
仕事上の『愚痴』も要注意 詳細な事例が載ると、名前を出していなくても個人が特定される恐れがあります
🔒
『友達限定』の公開もNG 限定公開であっても情報漏洩に繋がります
🔥 問題になったSNS投稿の事例
  • 2026年4月: 三菱電機子会社の新卒社員が入社書類(研修資料や社外秘書類)をInstagramにアップロード。「この会社の機密管理はどうなっているんだ?」と拡散され、数百万の閲覧数に。
  • 2026年4月: 日本テレビにて、制作現場の台本やシフト表を社員がSNSへアップロードし、情報が拡散・炎上。

生成AI利用による情報漏洩

SECTION 01
🤖
外部のAIサービスは、入力内容をAI自身の学習に利用することがあります 個人情報や機密情報を入力すると情報漏洩となります
🚨 NGな入力例

「日野 栄子 様の情報です。住所は日野市万願寺XXX、電話番号は090-XXXX-0000。上記の方の送迎について…」

✅ 学習しない設定なら、機密の入力はOK?

個人情報保護委員会3省2ガイドラインでは「学習OFFならOK」とされています

  • 施設で整備済みのAI以外は、学習しない設定であるか不明です。
  • 法的にOKだとしても、原則として氏名等を匿名化(仮名・伏字)した上で活用するのが最も安全な運用です
02
外部の「攻撃」により
起きる事故(外部要因)
ランサムウェア・不正サイト・メール攻撃に対して焦らず適切な対応を行う

外部からの攻撃 –ランサムウェアの脅威–

SECTION 02
🔒
「身代金ウイルス」とも呼ばれるコンピューターウイルスの一種
1
パソコンの内部データを盗んだ上で、暗号化して使えなくする
2
「暗号化を解除したければ金を払え。払わない場合、盗んだ情報をネット上にばらまく」と脅迫してくる
ランサムウェアのイメージ画像(IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」組織編より引用)

出典: IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」組織編

ランサムウェアの事例①(アサヒグループHD)

SECTION 02
📅
発生時期: 2025年9月
📋
大手飲料メーカーのアサヒGHDがランサムウェアに感染し、主要なデータセンターや業務用端末が暗号化された
💥 影響

商品出荷や受注システムが稼働停止となり、ビールや飲料が出荷停止となる事態に発展しました。

ランサムウェアの事例②(アスクル)

SECTION 02
📅
発生時期: 2025年10月
📋
文具・事務用品販売大手のアスクルがランサムウェアに感染し、社内サーバーが暗号化され商品出荷が停止
🏥 当施設への影響

当施設でも取引があり、使用している多くの物品がアスクルから納品されています。この事件により物品が納品されず、業務に大きな影響を受けました。

ランサムウェアの事例(病院・介護分野)

SECTION 02
⚠️
ランサムウェアの被害件数は年間200件程度にのぼり、医療・介護分野でも被害が多発しています
🏥 被害事例の一例
  • 2023年11月: 中津市民病院
  • 2024年5月: 岡山県精神科医療センター
  • 2024年8月: ニチイケアパレス(介護事業)
  • 2026年2月: あなぶきメディカルケア株式会社(介護関連事業)
  • 2026年2月: 日本医科大学武蔵小杉病院
  • 2026年3月: 東山産業株式会社(福祉用品レンタル)

ランサムウェアの原因は?

SECTION 02
🚪
ランサムウェアの侵入経路の半分以上は、VPN接続 / リモートデスクトップ
💡 VPN接続 / リモートデスクトップとは?
  • 家などの遠隔地から、社内ネットワークに入るための技術です
  • コロナ禍でテレワークが普及し、使用する企業が急増
  • その結果、セキュリティアップデートをサボっている機器が感染ルートに
リモートデスクトップのイメージ画像

不正なサイトにも要注意

SECTION 02
🚨
悪意のある不正なサイトから感染する事例があります 調べものなどで業務中に表示されることがあり、遭遇率は高いです
🎭
これがランサムウェア(ウイルス)の入り口に? 画面を出して焦らせた後、以下のような行動でPCを乗っ取ります
「修正プログラム」などの名目でファイルを実行させる
私はロボットではありません」のチェックで偽手順を実行させる
⚠️ 注意

上記に騙されると、ランサムウェアに感染する可能性があります。

不正なサイトの紹介①(遭遇事例)

SECTION 02
💡
この研修のネタ集めをしている最中にも「不正なサイト」に遭遇しました
🔍 どこで遭遇したのか?
  1. 日本テレビの社内機密流出によるSNS炎上例を検索
  2. Yahoo!ニュースが検索に引っかかる
  3. 記事中の記述から、画像のリンク先へ飛ぶ(リンク先は大手週刊誌「女性自身」のHP)
  4. ポップアップ広告として不正なサイトが表示される(2/3ぐらいの確率で出現)
※ 実際の動画

次のスライドで実際の不正サイトについて動画を用いて紹介します。中身はウイルス警告からの電話誘導でサポート詐欺と思われます。

不正なサイトの紹介(実際の動画)注意:音声付きです

SECTION 02

不正なサイトの紹介②(認証偽装とは)

SECTION 02
🤖
「ロボットではないことを証明して下さい」という認証画面について解説します。
下記は正規の認証画面です
目的: Webページ側がロボットによる自動入力等を弾きたいため
仕組み: ロボットでは入力が難しい行動(画像選択など)をさせることで弾く。これ自体は正規のもの
「私はロボットではありません」のチェックボックス
文字認証画像
画像認証画像

認証偽装の例①(通知への侵入)

SECTION 02
⚠️
「ロボットではないことを証明して下さい」と見せかけた、不正なサイトの例です
🔔
手口: ブラウザ(ネットを見るアプリ)の「通知」への侵入を試みています
💥 結果

許可してしまうと、不正な通知が大量に流れ続けるようになります。

通知許可を誘導するロボット認証偽装画像

認証偽装の例②(ウイルスの実行)

SECTION 02
🚨
同じく偽の認証画面。確認ステップ通りの操作を行うとウイルスに感染します 3つのステップでウイルスに感染するので、危険度が高いです
⌨️ 誘導される危険な操作
  1. Win + Rコマンドの入力画面を開かせる
  2. Ctrl + V:コマンドを貼り付けさせる
  3. Enter:コマンドを実行させる
コマンド実行を誘導する認証偽装画像

不正なサイトへの対策

SECTION 02
💡
万が一、不正なサイトが表示された場合の対策です
✅ 4つの対処法
  1. 😤 焦らない!
    画面が出た「だけ」では感染していません。ブラウザのセキュリティ機能により直接的な被害は防がれています。
  2. 🖥️ 全画面化の解除
    うっかり全画面になってしまったら、ESCキー(キーボード左上)を長押しして解除します。
  3. 🚫 画面の中の指示は無視!
    一番右上の「×」を連打して閉じるか、Alt + F4キーでブラウザを閉じます。
  4. 📞 即連絡!
    もし何か実行してしまったら、ウイルスが潜伏した可能性があるため、すぐに連絡してください。

メール添付ファイルにも要注意

SECTION 02
📎
メールに添付されたファイルにも注意が必要。ファイルを開くだけで感染が成立することもあります
👿 Emotet(エモテット)の脅威
  • 「Emotet」というメール乗っ取り型のウイルスが存在
  • 知人や知っている業者からの送信でも、安全とは限らない
  • アカウントに入り込んだ上で潜伏し、過去の正規のメールへの返信に偽装する形で送信されるため非常に巧妙
Emotetメールの例

危険なメールの見分け方と対策

SECTION 02
🔍
怪しいメールの特徴
・送信のタイミングに違和感がある
・ファイルの中に「ひと手間」を求める記述がある(例: セキュリティを解除する手順など)
拡張子(ファイル名のドットの後ろ)が怪しいファイルはほぼウイルス入り Word: .docx(標準) / .docm(プログラム入り)
Excel: .xlsx(標準) / .xlsm(プログラム入り)
📞 最強の対策

電話で「こんなメール送信しましたか?」と直接問い合わせること。人間自体をハッキングすることは難しいため、直接の確認が最も確実です。

WordファイルとExcelファイルの拡張子の例

難しいと感じたら…?

😰
「不正なサイト?」「拡張子?」など、内容が難しすぎる…そう感じた方へ
🎯 攻撃の狙いは貴方です!

世界中の攻撃者は、パソコンが「苦手な人」を狙っています

パソコンが得意な人は、彼らの眼中にありません。

日々の意識が重要です。

攻撃の狙いは貴方です!の画像
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